2005年 08月 05日
『マイルール』 オオカミのマイルールは “狙った獲物は逃さない” だった。 このルールを守ってきた彼は、これまで一度も失敗したことはなかった。 ある日、腹を空かせた彼は一匹のウサギに狙いをつけた。 足音をしのばせ近寄り、襲いかかるオオカミ。 危機一髪、気づいたウサギははじけるように地面を蹴って逃げる。 さらに機敏な身のこなしで後を追うオオカミ。 やがて追いつめられたウサギは、立ち止まって身をすくめ おそるおそるオオカミをふり返った。 ガタガタとふるえる白い体、恐怖におびえる澄んだ瞳。 オオカミはその美しさにハッと息をのんだ。 彼は一瞬にして恋に落ちてしまったのだ。 音を立てて崩れかかるオオカミのマイルール。 「お、お、俺と、つきあってくれ!」 オオカミの口から出た意外な言葉にウサギは笑顔でこたえた。 「ええ、よろこんで」 二匹はまたこの場所で逢う約束をしてそれぞれの道を帰っていった。 一部始終を見ていたフクロウがオオカミに訊いた。 「ご自慢のマイルールはどうしたね?」 オオカミはにやりと笑った。 「狙った獲物は逃さなかっただろう?」 フクロウは次にウサギのところへいって訊いた。 「なんであんなやつのプロポーズを受け入れちゃったんだい?」 ウサギはにやりと笑ってフクロウに耳打ちした。 「わたしのマイルールはね、“生きる”なのよ」 さく・はるなゆきのりさん ______________________________________________________ わたしのわたしルール 永いやうな短いやうな、人生の道のりには ちいさくて、たくさんの、ゴールをつくること。 100 をゴールに これにておしまい。 つっこんでくださった方も 共感してくださった方も ご静読いただいてた方も ありがとうございました。 #
by neconomanaco
| 2005-08-05 00:00
| おしまい
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流石に変えれない __________________ 着るもの履くもの センスがなくても ダサい上っ面 気にするようなことじゃない そんな上っ面 わたしが変えてみせようじゃない お手上げなのは 女の趣味が悪いコト。 #
by neconomanaco
| 2005-08-01 00:00
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